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深海ムック本まとめて紹介

最近深海ブームがちょっと起きているのか、関連書籍がたくさん出てますね。

そしてその中でも、こういうブームの時に便乗と言わんばかりに最も増える本だと思っているのがそう、ムック本です。

まず、ムック本というのは基本的に編集さんが頑張って作る上に、大量生産したりでコストダウンが図りやすい形態なので、第一に作りやすいという特徴があります。
そして、普通の本と違い雑誌流通に乗せるものなので、普通の雑誌コーナーに置いてもらえることが多いんですよね。ということは、普段科学系の本棚なんかには足を運ばないような人にも、雑誌コーナーであれば目に止めてもらうことができるということ。
この、「安く作れて」「色んな人に見てもらいやすい」ムック本は突然できたブームに乗っかるときにはまさに最適。

しかし、我々はあくまでも消費者。そんな出版社の事情なんて知ったこっちゃないのです。
コストダウンが図られてるのは良いですが、クオリティまでダウンしてもらっちゃあ困るんですよ!
中身が微妙なものは、普段から興味のない人だろうと、普段から興味しかない人だろうと買って嬉しい事はないのだから。

しかしそうは言っても微妙なものはどうやったって存在するもの。
それをどう回避するかが頭を悩ませる種だと思うので、俺が買ってきたもの4種を軽く紹介することにします。
それが皆さんのムック本購入の参考になれば良いなと思います。

まあ、出たの4ヶ月近く前なんですけどね。
気にしない気にしない。まだ店頭には並んでることがあるかもしれない。その時参考にするんだ。



shinkai_tanken.jpg

タイトル:深海探検
刊行:2013年8月
価格:1600円(税抜き)

一言で言えば「悪くない」
しかし良くもない。

巻頭に深海展特集、前半深海生物特集、後半深海探査特集という構成。
深海展はもうとっくに終わった国立科学博物館の企画展ですね。特集という割に6ページしかないし、少し文章で「深海展っていうのをやるよー」と書いて、後はペタペタっと深海展で見れる生物の写真を少しだけ貼って終わりという、「ああ、深海展自体の詳細はこの編集の人たちもわからなかったんだな」ということがどことなく見て取れる内容。これいらんかっただろ。

個人的に肝心なところである、深海生物特集の中身としては「深海のフシギな生きもの」とか「深海のとっても変わった生きもの」の劣化版といったところ。
きれいな写真に少しの文章が付くレイアウト。それで背景が黒っていうとこの2冊が思い浮かぶ。
写真自体は8割くらいはamanaimagesから。他にもネット上で見かける写真多数で「ネットの海で採取頑張りました」という感じがひしひしと伝わります。
とはいえ、それでもきれい目の写真が多いので、がっくりするほど悪くはない。
ただ、やっぱり見覚えがあるのばかりだとなぁ・・・と思うのは深海生物系の本を買い漁る人間が悪いのか。いいや、俺は悪くない。新鮮なネタを持ってこない出版社が悪いのだ。
というわけで、何も知らない人だったらいい感じなのかも。他にも深海系の本持ってる人は覚悟しとくように。

あと、この本に限らないけど、もうそろそろ

nyudou_kajika.jpg

この写真を使うのは止めようよ。画像荒いし。見飽きたし。


後半の深海探査特集は、前半の深海生物特集と打って変わって文章がどっと多くなります。
深海の環境についてと、どんな探査艇があってどんなことやってるかってな事の紹介。
その辺りに詳しい人は「もう知ってるよ」で終わりそうですが、知らない人にはいい感じ。なのかな。

とまあ、「悪くはない」内容です。
しかし、これで1600円なら素直に「深海のとっても変わった生きもの」(1300円)を買ったほうが幸せになれる気がする。深海生物好きは。
深海の環境とかを知りたいなら「深海の不思議」(1500円)とかを買った方が幸せだろうし、なんというか、中途半端な内容と言わざるを得ない。

しかし、何も知らない人向けの取っ掛かり的な意味合いであれば、割りと重宝するかも。
個人的にはあまりオススメの本にはならないね。



newton_sinkai.jpg


タイトル:深海の世界
刊行:2013年8月
価格:2300円(税抜き)


僕はずっと!待ってた!
ニュートンからのムックを!深海の奴を!

というわけで、個人的にずっと待ち望んでた深海のニュートンムックが出ました。
中身はどんなものかというのを簡潔に書くと、「これはニュートンムックです」

以上。

よくわからなかった人向けに説明したいのですが、この独特な構成をどう説明したら良いものか。
こう、トピックスの寄せ集め的な感じなんです。普段刊行されているニュートンの特集を深海のものだけ寄せ集めた感じ。
これは決して悪口ではなく。それにこのムックのために書き下ろされているでしょうし。多分。

上手いんだか普通なんだか微妙な深海生物のイラストで紹介するページもあれば、
普通にちょっと画質が荒い深海生物の写真をドアップにして紹介するページもあり、
動画から切り取った荒めの画像を使って深海生物を紹介するページもあったりと多種多様な感じなんです!
これはちょっと悪口ですけど!
ヒロビレイカのイラストが酷かったのでつい悪口を!(表紙の右下にいるやつ)

ちなみにイラストとか写真は多いけど、文章も多めで本の虫の人も安心。

内容としては、深海生物って言うよりは深海の環境的なところとか、その調査方法、調査機器とかに力を入れている感じで、「生物好き」としては若干物足りない感はあります。
ええい!しんかい6500はいい!ユウレイイカを映せ!状態。
しかし全体的に、結構文章量は多いし、科学雑誌のノウハウ活かしてわかりやすくかつ適度に突っ込んだ内容なので中々楽しめます。

とまあ中身は結構良いんですが

高い

お前ムックで2300円て。いつものニュートンムックの値段ですけど。2300円て。
いいか?2000円以内で買える深海の本は腐るほどあるし、もう少し出せば東海大学出版の本が買えるんだよ?深海生物の本に限らず。追加で500円も出せば「新鮮イカ学」という大変素晴らしい本も買える。
「新鮮イカ学」という大変面白い本が買えるのだ。

そこら辺をよく考えて欲しい。よく考えて「新鮮イカ学」を読んで欲しい。このムックとは関係が全くないが「新鮮イカ学」がオススメなのだ。

というわけで、新鮮イカ学は置いておいてこのムックについてですが、そこそこ内容は良いけど高い。が結論。
札束で顔が叩けるような人にはマストバイ。それ以外の人にもそこそこ薦められます。





nikkei_husigiumi.jpg

タイトル:不思議の海
刊行:2013年6月
価格:2000円(税抜き)

発売したの半年前で尚且つ深海特集でもないのに何でこれ出してんの?馬鹿なの?

という内なる声とか幻聴とかは聞こえてくるんですが、面白かったし深海関係あるし、良いんですよ。うん。

というわけで、面白かったんですよ!

日経サイエンスの海特集のムックというわけですが、内容的には海の生物の記事がメインですね。
あまり機械とかにはスポットが当たりません。環境的なことは、生物の解説で必要ならば、って感じです。

上の二つは
「深海生物は~こんなのがいるんですよ~これとか~これとか~よくわからないけどこんなのとかいるんですよ~」
って感じで写真やイラストが載ってるだけで、そういうのがいるっていうのは把握できてそれはそれで面白いんですが、いかんせん内容が薄くなりがちです。

しかしこのムックは違う。
第一章の「海に溶け込む」の中でも
・リーフィーシードラゴンはどういう生物
・カエルアンコウはどういう生物
・透明な生物たちはどうやってその透明さを実現しているのか
というような内容をそれぞれ8~11ページ使って説明しています。

もちろんこれには写真などのページも含まれますが、それでも一つの内容を掘り下げて書かれているので大変読み応えがあってよろしいのですよ。
これがこの章だけでなく全章でこの調子なので、最初から最後まで読むとムックの割にはかなりボリュームがあるように感じます。

ちなみに説明からしてわかってるとは思いますが、深海オンリーのムックではありません。
ベニクラゲの話もあればオワンクラゲの話、というよりノーベル化学賞の話などもあります。
しかし、深海生物がらみの話が割りと多いのも確か。
ウナギとか発光生物とかの話は深海がらみになるし、3章はそのもの「深海にひそむもの」とがっつり深海生物の話もある。

だから、ここで紹介しているのは間違いではない。間違いではないのだ。

しかし、内容が充実しているのは良いことなのですが、文章多いし、掘り下げた内容になってるしで普段生物系の本とか何かしら簡単なものでも理工書のようなものを読む人じゃないと読んでる途中で挫折するか飽きそうな予感。
あと、内容は濃いですが当然その分色んな生物のことを知れるような広い内容ではないです。
狭く深く、ということですね。

それなので、深海に興味を持ったから~という理由で手に取る本じゃないです。
がっつり海の生物に興味を持ってますって人にオススメ。

ちなみに、ニュートンで高い高い騒いでたけど、こっちの2000円は妥当かちょっと高いくらいの印象。贔屓目だけど。




takarajima_sinkai.jpg


タイトル:こんな生き物見たことない! 「深海生物」大図鑑
刊行:2013年7月
価格:1200円(税抜き)

これまで紹介して来た本はどれも良い点があってそれなりに薦められたけど、

おう、別冊宝島。テメーはダメだ。

最初で紹介した深海探検と同じように生物紹介は「深海のフシギな生きもの」とか「深海のとっても変わった生きもの」の劣化版かつどこかで見た写真ばかりではあるけど、それなりに写真は綺麗だしその上大判なので見やすいし生物写真掲載に特化して内容絞れてるしで中々良いムックと思います。

思ってました。65ページまでは。



takarajima_sinkai_sirokuro.jpg

なんじゃこりゃあ!

この本、途中まではカラーなのにこのページを境に白黒のページとなって、実質半分は白黒のページになるんですよ!
しかも大切な頭足類のページの途中からとかもう、もう許すまじ。
この構成にしたやつは焼けた鉄板の上で土下座しても許されない。

ちなみに文章はないに等しい。最後辺りとか途中のコラム的なものにはあるけど、読んで面白いかって言われるとNO!です。メインじゃないんで良いかもですけど。


とまあ、こいつだけは許せないやつですね。値段相応なのかもしれないけど、それなら少し上げても良いからオールカラーにして欲しかった。本当に。
それであれば文章の面白くなさと少なさを考慮に入れても少しはオススメできるものだと思うんだけど・・・
とにかく白黒が許せない。タコの辺りから白黒にしてくれたのだけが許せない。





以上。
ということで、普段いっぱい深海関係の本買ってるよって人は「不思議の海」で、
あまり普段はそういう本読まないよーって人は「深海の世界」当たりがオススメかな。
気になったら手にとってみてくださいな。もう書店に並んでるかどうか怪しいけど!

2013年12月03日 | | トラックバック:0 | コメント:6

コメント

こんにちは、小野の雪です。
先日は、非公開コメントで失礼しました。

コメントを書いた日に、ここのブログを拝見したのですが、深海生物のことについて、色んな記事を書かれていて、楽しく読ませてもらっています。
(まだまだ全部は読みきれていません)

ブログの更新は、熱意がたくさん掛かりますから、義務と思わず、書きたいなぁと思った事だけ書いていくのもありなのではないでしょうか。

2014年08月10日 | URL | 小野の雪 #uaIRrcRw | 編集

管理してない管理人のなんたいです。
こちらこそツイッターで返信してしまって申し訳ありませんでした。

今になってもブログを見てもらっているということは非情に嬉しいです。ありがとうございます。
しかし、あ、あまり過去の記事を読むとアレな記事も一杯あってアワワワワワ…

コメント頂いて少し熱意がたまって来た感じなので、今後頑張りたいです。
とはいっても元より気まぐれなので、あまり期待はしないでいてもらえると助かります。

2014年08月13日 | URL | なんたい #yoUxGug6 | 編集

TVを見ていて、面白そうな情報を見かけましたよ。

8月23日夜9時から
地球最後のフロンティア
真夏の深海ミステリー

http://www.tbs.co.jp/f-hakken/

もし見ることができて、見られたら面白いかもですね。

2014年08月16日 | URL | 小野の雪 #uaIRrcRw | 編集

情報ありがとうございます!
世界ふしぎ発見は民法バラエティドキュメンタリーの中でも面白い方なので、期待したいですね。

2014年08月17日 | URL | なんたい #yoUxGug6 | 編集

お久しぶりです。
ふしぎ発見の深海ミステリー、見ましたよ。
映像もきれいなのが多くて、よかったですよ。
なんか軟体生物もおおかった印象でした。

以前の記事でクラゲの名前を探されていたものも出ていたようでした。
ムラサキカムリクラゲというそうですよ。

ついでに結構色々クラゲの写真とかが載ってる記事があったので、URL貼りますね。

http://matome.naver.jp/odai/2133595314476796801

2014年09月07日 | URL | 小野の雪 #uaIRrcRw | 編集

コメントに1ヶ月以上も気付かなくて申し訳ございませんでした!
あと更新するする詐欺もスミマセンでした!
資格試験を言い訳にしてたら結局出来ませんでした!
色々ごめんなさいでした!

世界ふしぎ発見も面白かったですね。面白かった記憶があります。(記憶は2ヶ月近く前のもの)
イカとタコは深海でも花型生物ですから多くでて当然とも言えます。勝手に花型生物と認定してるだけですが。

記事のURLもありがとうございます。
しかし、どの記事で探してたか・・・まずはその記事を探さねば・・・

2014年10月19日 | URL | なんたい #yoUxGug6 | 編集


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